恋人との間にも性暴力?

SEXは高度なコミュニケーション。

「恋人・夫婦だから当たり前」ではありません。

性的な行為をするときは、お互いに相手が「同意」していることを確認するのが前提です。

一方だけの気持ちを押し付ける性的行為は「性暴力」です。

彼氏・彼女からエッチをしたいと求められて断れなかった?

「断ったら嫌われる」と思ったら「いや」って言いにくいよね。

でも、思いは口にしなければ伝わらないよ。

あなたの気持ちを言葉にしてみてね。

彼氏・彼女には、あなたの気持ちを尊重してくれる対等なパートナーになってもらおうよ。

あなた がもし、相手の体に触れたい・触れてほしいと思ったら、その気持ちも相手に伝 えてみて! 

でも、相手の同意が得られないならガマンです。

同意のない性的な 行為の押し付けは「性暴力」。

相手の心も体も、とても傷つけます。


★「同意」ってどう確認するの?★

簡単なこと、聞けばいい!

自分の思いを伝えて、相手の答えを聞くんだ。

「今日はちょっと…」「明日の朝が早いから…」は「NO」のサイン。

相手の「NO」を見逃さず、尊重してね。


AVと同じ行為を強要された

AVはフィクション、作りごとです。

暴力的なシーンや無理やりな行為を真似れば、刑法に問われる可能性もあります。

相手が望まない行為を強いてはいけません。


★SEX は 子供ができる行為★
 =責任を伴うもの

男女間の SEX には、女性の妊娠の 可能性があります。

SEX するとき は「命」のことも考えてください。 

「外出し(膣外射精)だから大丈夫」 なんて幻想です。

コンドームは避 妊具として完全ではありません。

 ※性感染症を防ぐために、コンドー ムは付けましょう。

あなたやあなた の彼氏・彼女の過去の性経験の相手 が、

どこでどんな人と性行為をして いたかは分かりませんよね。


下着姿・裸の写真をメールで送らされた

ゼッタイに送っちゃダメ!!

もし写っている人が18歳未満なら、その画像は「児童ポルノ」。

やり取りすれば違法行為になります。

もし送ってしまった相手から、「言うことをきかないならばらまくぞ!ネットで拡散するぞ!」と言われたら、迷わず警察に相談してください。

それは犯罪の被害です。


★ネットの世界は安全じゃない★

ネットの世界は相手の本当の姿が見えません。

同い年くらいの女の子・男の子も、実は中年のおじさんかも。

送られてくる写真も他人のものかも。

「君の裸が見たい」「セクシーな写真がほしい」この言葉に決して応じないでください。


コーチに「試合に出してあげるから」と言われてキスをされた

「内申書をよくしてあげるから」「度胸があると認めてやるから」、、、

何かと引き換えにする同意は、本当の同意ではありません。

望まないキスをされたなら、それは性暴力です。


★親子・親族間のはなし★

性暴力は身近な関係でも起こっています。

あなたの体はあなたのもの。

親子でも、親族間でも、あなたの同意なしにプライベートゾーンに触れてよい人はいません。


いじめで男の子がズボンを脱がされた

水着を着た時に隠れる胸や股間はプライベートゾーン。

本人の同意なしに見ることは性暴力です。

いじめの中にも、性暴力はあります。


★女の子だけじゃない★

性暴力の被害は女の子だけじゃない。

男の子も被害にあっています。

とても傷つく行為です。

「ふざけ・いたずら」では済みません。

もし被害にあったら、勇気を出して「やめて」と言いましょう。

相談しましょう。


電車の中でお尻・股間を触られた

あなたの許可なくプライベートゾーンに触れる行為は性暴力です。

これは刑法犯(強制わいせつ罪)や条例違反に当たる行為。

あきらめないで、警察に突き出して!

気付いた人も勇気を出して声をあげましょう!


性暴力はあなたの身近に起こることもあります。

女性の 13 人にひとりが 20 歳ま でに性暴力にあっています。 

でも、それを人に話すのは勇気 のいること。

もしもお友達から 相談されたら、どうしたらいい か一緒に考えてあげてください。

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